本年もよろしくお願いします。ということでコードを書く際のネーミング辞書 codic をVimから使えるようにするプラグイン codic-vim を書きました。
codic はプログラムを書く上でプログラマを悩ませるクラス名や変数名の命名を助ける目的で作られたWebサービスで、APIこそありませんがその辞書データをクリエイティブ・コモンズのもとに公開してくれています。
インストール
香り屋版Vimを使っているならば バージョン 0.9 のzip をダウンロードして解凍し、出てきた codic-vim
ディレクトリをそのまま $VIM/plugins
ディレクトリに置けばインストールは完了です。次回Vimを起動した時から codic-vim が有効になります。もしくは普通のプラグインと同じようにマネージャを使っても良いでしょう。
使い方
使い方はとっても簡単で、調べたい単語の上にカーソルを合わせて
:Codic
とするだけです。引数に単語を指定すればそれを調べられます。
:Codic 実行
結果はこんな感じです。
[実行]
* invocation
* invoke : 実行する
[実行時]
* runtime
* run-time : [[実行時の]]
[実行中]
* during execution
* runtime
[実行する]
* run
* execute
和英に加えて英和にも対応していますが、それぞれ初回の検索時には辞書の読み込みに少し時間がかかります。
:Codic execute
調べた結果はより近いものから最大10件ほど、Vimのプレビューウィンドウを使って表示します。ですから
<C-W>P
で結果ウィンドウへ移動<C-W><C-P>
で元いたウィンドウへ復帰<C-W><C-Z>
で結果ウィンドウを閉じる'previewheight'
で高さを指定する
などの、いわゆるプレビューウィンドウとウィンドウに対する操作をそのまま利用できます。初めて使うという人は是非この機会にVimのプレビューウィンドウにも慣れてみてください。
:help preview-window
とっても便利ですよ。
おわりに
では Vim + codic-vim で今年一年 Happy programming life を。