例によって 7.3.875 + 最新のパッチでビルドしなおしました。実験にご協力いただけるはこちらからダウンロードしてください。
使い方や注意事項は 前回 と一緒ですが、一応再掲しておきます。
使い方
Ricty Diminished を使う場合:
:set enc=utf-8
:set gfn=Ricty_Diminished:h12:cSHIFTJIS
:set renderingoptions=type:directx
renderingoptions/renopt の使い方
以下では renopt の使い方を具体的に見て行きましょう。
DirectWriteをオンにするには次のようにします。
:set renopt=type:directx
オフにするにはこうしてください。
:set renopt=
レンダリングパラメータも設定できます。
:set renopt=type:directx,mode:5
:set renopt=type:directx,gamma:2.2,mode:3
renopt のパラメータの正式な書式はこうなっています。
type:directx(,{name}:{value})*
設定可能なパラメータは以下の5個です。
name | 正式な名前 | 型 | 有効な値 |
---|---|---|---|
gamma | gamma | float | 1.0-2.2 (maybe) |
contrast | enhancedContrast | float | (unknown) |
level | clearTypeLevel | float | (unknown) |
geom | pixelGeometry | int | 0-2 |
mode | renderingMode | int | 0-6 |
各パラメータの意味詳細はこの辺(1)やこの辺(2)を見てください。パラメータの順序は関係ありません。省略したパラメータについてはデフォルトのものが使われます。
制限事項や使用上の注意
- Vista以降でないとDirectWriteは利用できません。
- いきなり描画が乱れる可能性があります。そうなったらたぶんもう直らないのでVimを再起動してください。
- 落ちる可能性が0ではありません。充分注意して利用してください。
不具合報告や要望、(ドキュメンテーションなどの)協力などありましたら github の方まで連絡いただけると非常に助かります。