SH-13Cのカメラと保存フォルダ

SH-13Cのカメラの保存フォルダが気にくわないのでなんとかするお話。

先日SH-13Cを購入しました。防水&おくだけで充電に対応し、比較的余計な機能が少ないスマートなAndroidスマートフォンでえらく気に入っています。

しかしながらシャープ謹製なカメラアプリの撮影画像の保存方法だけは納得がいきません。というのもこのアプリは撮影画像をデジカメ的にSDカードにDCIM/100SHARP的なフォルダ(数字は変わる場合がある)を作ってそこに保存します。これはAndroid的な保存方法とは異なるため、Android標準のギャラリーアプリと相性が大変悪いです。具体的には最新撮影画像がドコにあるのかわかりにくく、また見にくい場所に配置される場合が多いです。おそらくシャープ謹製なギャラリーアプリを使えば幸せになれるのでしょうけど…そちらは使いたくありません。あるいはAndroid標準のカメラアプリを使うこともできますが、少し試した限りでは端末固有の様々なカメラ関連機能が利用できないどころか、ちょっとした操作でカメラアプリ自体がハングする(ひたすらフォーカスを合わせ続ける)のでそちらも使う気にはなれません。

だったら、シャープ製カメラアプリで撮影&保存した画像ファイルを自動的にAndroid標準カメラアプリの格納場所に移動&名前変更すりゃいいじゃん、ということで作ってるのがこのアプリ(ソースコードのみ)です。起動してボタンを押すと移動元(現在はDCIM/100SHARP固定) から移動先(DCIM/Camera)へ、JPEGを名前を変えつつ移動させます。

技術的にちょっと面倒だったのは、画像ファイルを操作するだけでは移動がギャラリーに反映されなかったこと。移動先(追加分)についてはMediaScannerConnectionを通じて、移動元(削除分)についてはContentResolverを通じて伝えてあげる必要がありました。そのあたりの詳細はソースコードを参照ということで。

現在のステータスは「とりあえず動くようになったよ」というところ。このあとサービス化するとか起動トリガーを変更するともっと便利になるとは思いますが、正直なくても困らないかな。とはいえ、こういう形でちょっと不便なところを自分で手軽に直せてしまうのがAndroidスマートフォンの良いところ。それを再認識する一件でした。